目次
  • ポーカーのやり方
  • ゲームの概要
  • ゲームに必要なもの
  • 数字の強さ
  • ゲームの流れ
  • ゲームのシミュレーション
  • 補足
おすすめピックアップ
ポーカーのやり方
基本ルールと進行

代表的なポーカーゲーム「テキサスホールデム」日本でポーカーと言えばカードをチェンジしながら手役を作っていくドローポーカーや徐々に個別のプレーヤーにカードを配って出来上がる手役を競うセブンカードスタッドをイメージしがちですが今世界で流行っているポーカーはホールデムです。これは初心者にもわかり易く、とけ込み易く、まただれにでもチャンスのあるポーカーです。それでも確かにうまくなるというレベルアップ性のあるゲーム展開にはまる人が大変多いです。代表的なポーカーゲーム「テキサスホールデム」

ゲームの目的

ポーカーゲームの最大の目的は、ゲームに勝利しポットに集められたチップ全てを手に入れる事です。
勝利する方法は2つあります。
○ショーダウンまで残ったプレーヤーの中で最高位の手役を完成したプレーヤーが勝者となる。
○他のプレーヤー全てをフォールドに追い込み、自動的に勝利者となる。

プレーヤーにとって理想的な勝利とは、高位の手役を完成しても他のプレーヤーに悟られずに多くのプレーヤーをショーダウンまで引き連れ、より多くのチップをポットに集め勝利する事です。また、手役が完成していなくても強気のアクションを繰り返し高位の手役の可能性を持ったプレーヤーをフォールドに追い込みショーダウンを待たずして勝利する事です。

ゲームの概要
ゲームの概要

ホールデムの最大の特徴はコミュニティカード(共通カード)の5枚を利用して手役を完成させる事です。

プレーヤーはそれぞれ伏せて配られた2枚のカードとテーブル中央に表向きで並べられるコミュニティーカード(共通カード)5枚によってより高い手役を競います。ポーカーゲームの最大の目的は、ゲームに勝利しポットに集められたチップ全てを手に入れる事です。

最初2枚は自分の手元へ来ます。他のプレイヤーに見られないように確認する。
最初のベティングラウンドは伏せて配られた2枚のカードによって行われます。

コミュニティカードは参加している全てのプレイヤーがこれらのカードを共通に使用し、自分の手元の2枚と組み合わせ手役を作ります。
コミュニティカードが並べられると2回目のベティングラウンドが始まります。
ベティングラウンドが終了すると、さらに1枚のコミュニティカードが表向きに並べられます。

コミュニティカードの4枚目です。
これをターンと言います。
3回目のベティングラウンドが始まります。
ベティングラウンドが終了すると、さらに1枚コミュニティカードが表向きに並べられ最大5枚まで並べられます。

コミュニティカードの5枚目です。
これをリバーと言います。
4回目のベティングラウンドが終了すればいよいよショーダウンです。
ショーダウンでは各プレーヤーに伏せて配られた2枚のカードとテーブル中央に並べられたコミュニティカード5枚を足した7枚で出来る最高位の手役によって勝負します。
7枚の中の5枚で完成させる手役は普通のポーカ-と同じで最高位がロイヤルストレートフラッシュ、最下位がハイカード(ノーハンド)です。

ちなみに参考画像の最終的な手役は
8のワンペア
A、J、10のキッカー

ゲームに必要なもの
テーブル

通常は専用テーブルを使用します。

ポーカーチップ

各自プレイヤーの持ちチップ。

カード

ホールデムでは1組(52枚、ジョーカーを除く)のカードが使用されます。
参加人数/1テーブル2人から最大10名位までが参加できます。
それ以上ですとテーブルを増やせば何人でも参加可能です。

ディーラーボタン

アクションをする順番を決定する白いプラスチックの丸い印。
プレーヤーの有利不利を無くすために時計回りに順次移動する。

数字の強さ

A(エース)一番強い~2一番弱い

ポーカー手役の順位
ハイカード

他に役の無い状態

ワンペア

1個ペア(同じ数字2枚)がある+キッカー3枚

ツーペア

2個ペアがある+キッカー1枚

スリーカード

同じ数字のカードが3つある+キッカー2枚

ストレート

連番で5枚 スーツ(マーク)に制限無し

フラッシュ

同じスーツ(マーク)が5枚

フルハウス

同じ数字3枚と他にもう1つペア

フォーカード

同じ数字4枚+キッカー1枚

ストレートフラッシュ

ストレートでかつフラッシュ

ロイヤルストレートフラッシュ

A、K、Q、J、10のストレートでかつフラッシュが最強のハンドになります

ゲームの流れ

(上図参照)ホールデムはアンティを必要としません。ブラインドベットをプレーヤーに強制します。カードはディーラーによりディーラーズボタンの左隣のプレーヤーから時計回りにカードを2枚伏せて配られます。
これにより1ラウンドが始まります。
全てのアクションはディーラーズボタン(プレーヤー3)の左隣のプレーヤー(プレーヤー4)から始め時計回りに順々に行っていきます。

ラウンド1

(ゲームのレートや進行によってブラインドの$のチップ額は変わります。ここでは$1-$2としています。)
1ラウンドではディーラーズボタン(プレーヤー3)の左隣のプレーヤー(プレーヤー4)からゲーム開始時に配られた2枚のカードだけでベティングしていきます。
最初のブラインドベットをするプレーヤーをスモールブラインド(プレーヤー4)、次にブラインドベットをするプレーヤーをビックブラインド(プレーヤー5)と呼んでいます。
スモールブラインドは$1、ビックブラインドは$2を強制的にポットに積まれています。ブラインドベットに続き各プレーヤーは時計回りにコール、ベット、レイズ、リレイズ、フォールド(降りる)のどれかのアクションを選択し、各プレーヤーのチップ額の合った時点で1ラウンドは終了します。

ラウンド2

2ラウンドでは、フロップと呼ばれるコミュニティカード(共通カード)3枚がテーブル中央にオープンされます。
フロップがオープンされると2ラウンドの開始です。
2ラウンドはプレーヤー4から時計回りにベティングを開始します。もしプレーヤー4がフォールドしている場合は、その左隣のプレイヤー(プレイヤー5)からベティングを開始します。
各プレーヤーのチップ額の合った時点で2ラウンドのベティングは終了します。
この時のレートは$1-$2

ラウンド3

3ラウンドではターンと呼ばれる4枚目のコミュニティカードがオープンされます。
ターンがオープンされると3ラウンドの開始です。
3ラウンドも2ラウンドと同様に進行していきます。
3ラウンドが終了すると5枚目のコミュニティカードをオープンし4ラウンドが開始されます。(レイズ、リレイズ、チェック、コール、フォールド)
この時のレートは$2-$4(つまり3ラウンドからリスクが高くなるわけです)

ラウンド4

4ラウンドではリバーと呼ばれる5枚目のコミュニティカードがオープンされます。
リバーがオープンされると4ラウンドの開始です。
4ラウンドは3ラウンドと同様に行われ各プレーヤーのチップ額が合った時点でゲームは終了しショーダウンを待つだけです。
もし一人のプレーヤーを残して他のプレーヤー全員がフォールドしてしまった場合はショーダウンせずに残ったプレーヤーの勝利と成ります。(レイズ、リレイズ、チェック、コール、フォールド)
この時のレートは$2-$4

ショウダウン

ショウダウンでは4ラウンド終了までフォールドしないで生き残ったプレーヤーが手役を見せ合い、最高位の手役を完成させたプレーヤーがポット全てのチップを得る事が出来ます。
もし最高位の手役を完成させたプレーヤーが複数いた場合はその人数でポットを山分けします。
ショウダウンが終了するとディーラーズボタンを次の左隣のプレーヤーに移動して同様に『1ラウンド』からのプレーを繰り返します。

ゲームのシミュレーション

上図を参考に実際のゲームをシミュレーションしてみましょう!
(各アクションはあくまでも個人的なものです)

ラウンド1

プレーヤー4のスモールブラインド$1とプレーヤー5のビックブラインド$2をテーブル中央側に置いたら各プレーヤーにカードが2枚ずつ配られます。カードは伏せてテーブルの上で他のプレーヤーに見られないように確認します。
手札2枚のカードはチップ等でプロテクトしておくと良いでしょう。

プレーヤー4と5は強制ベットの為プレーヤー1からアクション!
プレーヤー1はコール$2を前に出す
プレーヤー2はレイズ$2を上乗せした合計$4を出す
プレーヤー3はコール$4を出す
プレーヤー4はコール$3を出す($1は既に払っているので差額)
プレーヤー5はフォールド(ゲーム前に出したビックブラインド$2はポットに入るので戻りません)
プレーヤー1はチップ額を合せるためコール$2を前に出す
1ラウンド終了

アクティブプレーヤーは4名

ラウンド2

フロップはスペード4、ダイヤ9、ダイヤK

プレーヤー4はチェック
プレイヤー5はフォールド(降りる)しているので
プレイヤー1はチェック
プレイヤー2はベット$2出す
プレイヤー3はコール$2出す
プレーヤー4はフォールド
プレイヤー1はコール$2出す

アクティブプレーヤーは3名

2ラウンド終了時点の各プレーヤーのハンド
プレーヤー19のワンペア・A、K、4のキッカー
プレーヤー24のスリーカード・K、9のキッカー
プレーヤー3Kのワンペア・9、4、2のキッカー

2ラウンド終了時コミュニティカードのみで見た場合のナッツハンド(負け無しのカード)
ナッツK、KKのスリーカード
セカンドナッツ9、99のスリーカード

ラウンド3

ターンはスペードの9

プレーヤー4がフォールドなので
プレーヤー1がレイズ$4
プレーヤー2リレイズ$8
プレーヤー3がコール$8
プレーヤー1がコール$4

アクティブブレーヤーは3名

3ラウンド終了時点の各プレーヤーのハンド
プレーヤー19のスリーカード・A、K、のキッカー
プレーヤー24のフルハウス
プレーヤー3Kと9のツーペア・4のキッカー
フラッシュリーチ(出来ても負けますが…)

3ラウンド終了時コミュニティカードのみで見た場合のナッツハンド(負け無しのカード)
ナッツ9、99のフォーカード
セカンドナッツK、KKのフルハウス

ラウンド4

リバーはスペードのA

プレーヤー1レイズ$4
プレーヤー2コール$4
プレーヤー3コール$4

アクティブプレーヤーは3名

4ラウンド終了時点の各プレーヤーのハンド
プレーヤー9のフルハウス
プレーヤー24のフルハウス
プレーヤー3Aのハイフラッシュ

4ラウンド終了時コミュニティカードのみで見た場合のナッツハンド(負け無しのカード)
ナッツ9、99のフォーカード
セカンドナッツA、AAのフルハウス

ショウダウン

残った3名でショウダウン
プレイヤー1は9、9、9、A、Aで9のフルハウス
プレーヤー2は4、4、4、9、9で4のフルハウス
プレーヤー3はA、K、9、4、2のAのハイフラッシュ
勝者はプレーヤー1と言う結果になりました。
1ゲーム中のチップ全てがプレーヤー1のものになります。

このようにラウンドが進むごとにハンドが変化します。
各ベディング時のアクションで参加しているプレーヤーのハンドを予測しながらゲームを楽しみます。

補足
同じ役の勝敗について

役の部分について(ワンペアならペアの部分)カードの強い方が勝ち。
カードの強さの順序は、A-K-Q-J-10-9-8-7-6-5-4-3-2。
2ペアならとりあえず高い方のペアのついて比べ、それでもダメなら低い方のカードで比べる。
フルハウスなら、3枚カードのある方の数字でます比べる。
1で決まらない場合には、役以外の部分(俗に言うキッカー※)の強さで勝負する。
2でも決まらないときは引き分けです。
※キッカーについて:自分の使う札5枚のうち、役に関係してこないカードの事。

ストレートの注意

ストレートの数字のつながり方は『A-K-Q-J-10-9-8-7-6-5-4-3-2-A』となっている。
つまり、Q-K-A-2-3ではストレートにならない。

プレー中の注意事項

プレーは公平にするというのが基本です。
誰かの不利になったりフェアーではないことはつつしみましょう。
ポーカーをより楽しむ為には手札に関係する様な会話は望ましくありません。
もちろん戦略として会話しながらプレーするプレーヤーもいますがフォールドしたプレーヤーが自身の伏せカードが何であったかを教える事は違反です。
また、自分のチップを隠す、カードを隠すなどの行為は不正につながります。
自分の手札2枚はテーブルから外に出さないなどのマナーを守ってプレーを楽しみましょう。

非営利特定法人 日本ポーカー協会(http://www.poker.or.jp/)「ゲームの進行とルール」より転載

ポーカーのルール・遊び方[動画]